> お役立ち記事コンテンツ

お役立ち記事コンテンツ

適用されない人もいる!? 103万円の壁の本当の意味とは?

  • 2017/05/08
img

「103万の壁なんて言うけれど、一体何が壁なの? どうして103万円以上稼いではいけないの?」と、このように思ったことはありませんか。聞いたことはあっても、どういう意味かはわからないという方のために、今回は103万円の壁の意味を説明していきたいと思います。これまで夫あるいは学生時代なら父親などから「とにかく103万は超えないで」とだけ言われてきた方は特に一読の価値ありです!

●103万の壁には2つの意味がある
103万の壁の意味について説明する前に、まずは103万円の中身について知っておきましょう。よく言われる103万円とは、給与所得控除(65万円)と基礎控除(38万円)を足した金額です。給与所得控除とは、社員やパート・アルバイトとしてもらう「給与」に対して発生する控除のことで、基礎控除とは、すべての納税者に対して無条件で発生する控除のことです。ちなみに、フリーランスや保険外交員などの報酬は、給与ではありませんから給与所得控除が使えず、基礎控除のみとなります。これらを踏まえると、103万円の壁というのは、主に社員やパート・アルバイトとして働く方に対して言われていることだとわかります。

さて、それでは103万の壁の意味を説明していきましょう。よく言われる103万の壁という言葉には、2つの意味があります。それは、所得税が発生するラインという意味と、配偶者控除の上限という意味です。
所得税は、どんな方でも収入から基礎控除の38万円を差し引いた額に応じて税金がかかります。つまり、収入が38万円以内であれば、基礎控除の38万円を差し引くと0円になるため所得税がかかりません。
また配偶者控除は、家族を養っている人に対して税負担を軽くするための制度で、対象となる配偶者の所得合計が38万円以下の場合であれば控除の対象になります。
ここで、「あれ?103万円はどこへ行った?」と思われる方もいるかと思いますが、そもそも税法上に103万円以内だと税金がかからないだとか、103万円を超えると扶養から外れるなどとは全く書いてありません。
103万円という数字は、すでに述べたように「給与」をもらっている方たちなら、65万円分給与所得控除が適用されるため、所得は38万円以下になり所得税は発生せず配偶者控除も受けられる、という前提があっての話なのです。
夫や父親などから「働くなら103万円以内にして」と言われていたのは、こういうことだったのです。
現在の時点で、収入があってもその名目が「給与」にならない方は、この103万円の壁というのは本当に無関係な話で、所得税が発生するラインも配偶者控除の上限も38万円です。103万円だと思い込んでいた方は、要注意です。